エクセルによる統計計算関数

chidist(x, df):
自由度が dfのカイ二乗分布でカイ二乗値が x より大きい確率上側確率を計算する。

chiinv(p, df):
自由度が df であるカイ二乗分布の上側確率が p になるパーセント点を計算する。

fdist(F, df1, df2)
第 1 自由度が df1,第 2 自由度がdf2のF 分布で,F 値が Fより大きい確率を計算する。

finv(p, df1, df2)
第 1 自由度が df1,第 2 自由度が df2 の F 分布で上側確率が pになるときのパーセント点を計算する。

gammadist(x, a, b, flag)
パラメータa, bのガンマ分布関数の値を計算する。
xにたいしてflagが false のとき密度関数の値 f(x),true のとき分布関数の値 F(x)を計算する。

gammainv(p, a, b)
パラメータa, bのガンマ分布関数のパーセント点を計算する。
gammadist(x, a, b, true)で、xに対して計算される値を、pとすれば、gammainvはpを与えて、その逆計算でxを求める。

gammaln(x)
ガンマ関数の値の自然対数を計算する。。exp(gammaln(x)) として、ガンマ関数の値が求められる。ただし、xが正の整数値のときは,exp(gammaln(x+1)) = (X)! である。
記号で表せば、を計算する。

loginv(q, mean, sd)
exp(norminv(q, mean, sd)) と同じ。平均値mean,標準偏差がsdの正規分布の パーセント点を求め,指数をとって対数正規分布のパーセント点に換算したもの。loginv と lognormsist は互いに逆関数の関係にある。

lognormdist(x, mean, sd)
対数正規分布関数の値を計算する。normdist(ln(x), mean, sd, true)と同じ。
loginv と lognormsist は互いに逆関数の関係にある。

normdist(x, mean, sd, flag)
平均値mean,標準偏差が sd の正規分布密度関数の値f(x)、もしくは分布関数の値F(x)を計算する。flag が false のときf(x)を,true のときにF(x)を計算する。

norminv(q, mean, sd)
平均値mean,標準偏差 sd の正規分布で,上側確率 1-qとなるパーセント点を計算する。norminv(p,mean,sd)はnormsinv(p) と同じ。

normsinv(q)
標準正規分布関数の値F(x)を計算する。
normsdist(x)はnormdist(x,0,1,true) と同じ。

tdist(t, df, flag)
自由度がdf のt分布に対するtより大きいときの片側確率(flagが1のとき)、または両側確率(flagが2のとき)を計算する。

tinv(p, df)
自由度が dfのt 分布で,両側確率が pであるパーセント点を計算する。
p = tdist(t,df,2) のとき,tinv(p,df) は t になり、互いに逆関数である。